こんにちは。うしこ(@ushikonbu)です。
小学校英語指導者認定資格、というものを取りました!
2011年から全国の公立小学校(5・6年生)で「外国語活動」が必修科目となりました。
さらに2020年からは外国語が正式な教科の位置づけになりました。
「外国語」で成績がつくようになるのでこれまでの義務教育を大きく変える動きです。
小学校英語指導者認定資格は、子どもの英語指導に必要なスキルを得たいと考えている方向けの資格。
自分自身が英語が好きなこともあり、教える仕事へのささやかなあこがれと興味があったので、おもいきって産休・育休中に通信講座を受講することにしました。
アルクの講座を選んだのですが、無理ないペースでしっかりと学べたので大正解でした!
公式HP ▶ 児童英語講師養成コース
今回は講座を受けた体験をもとに、資格がとれるまでの流れや内容などお伝えしたいと思います。
・英語関係の資格にチャレンジしたい
・(いつか)子どもに英語を教えたい
・通信教育の内容・費用など口コミが知りたい
という方はぜひ、お付き合いください♪
- 「小学校英語指導者認定資格」とは?
- 小学校英語指導者認定資格をとった理由
- 小学校英語指導者認定資格の取得方法
- 指導者養成コースはどこで受けられる?
- 私はアルクの通信講座を選んだ
- アルクの小学校英語指導者資格認定講座のよかった点
- アルクの小学校英語指導者資格認定講座の流れ
- 資格をとるまでにかかった費用
- 資格をとるまでにかかった期間
- おわりに
「小学校英語指導者認定資格」とは? 
小学校の外国語活動や、幼児向けの英語教室における活動する指導者向けに、J-SHINEというNPOによって行われる認定資格
「指導者向けって素人は受けられないの?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
むしろ、英語教育経験がない人が「子どもに英語を教える」マインドとノウハウを身に1から着けるための資格です。
ただし、教員免許とは全く別ものなので、この資格があるから「英語の先生になれる」とか「教室開ける」わけではありません。あくまで「子どもに英語を教えたい」の入り口となる認定資格だと思っていたほうがよさそうです。
小学校英語指導者認定資格をとった理由
私が小学校英語指導者認定資格を取ろうと思った理由は3つあります。
(1) 英語が好きだった
(2) 子ども英語に興味があった
(3) 英語子育てに役立ちそうだと思った
もともと英語好きで、幼児教育にも関心はあったのですが「自分には無理そう…」と思ってました。無理だと思っていた1番の理由は子どもとのかかわり方に自信がなかったからです。
自分に子どもが生まれたことをきっかけに、自分の子どもが海外や外国語に興味をもったときに抵抗なく学べる英語の土壌を作ってあげたいと考えるようになり、この資格に興味を持ち始めました。
「いつか仕事にも役立てたい」という思いもあり育休中に取得に踏み切り、無事資格をとることができました♪
英語の勉強にもなったし、子どもたちが楽しいと思える教え方や雰囲気づくり、子どもの発達についても学べたのが興味深かったです。自分の子どもと英語を楽しみたいな、と思っていたので、そのプロセスをどう組み立てるべきかもイメージしながら楽しく受講することができました。
小学校英語指導者認定資格の取得方法
小学英語指導者認定資格は、資格がもらえるまでの流れが少し特殊。わかりづらいです。
まず、この資格を取得するためには、"J-shine"が定める「登録団体」からの推薦を受ける必要があります。
小学校英語指導者認定資格の通信講座や教室を行っている英会話教室や企業
大きな流れはこんなかんじ。
(1) 小学校英語指導者養成コースを受講
(2) 受講修了後、登録団体がJ-shineに推薦
(3) J-shineの審査を受けて英語指導者資格取得
"推薦"といっても登録団体が手続きしてくれるわけではなく、自分で書類を用意してJ-shine側に送る形にはなります。
養成コース内の課題クリアしたら、登録団体によってJ-shineに推薦してもらえて無事資格がとれる、という流れです。
国家資格ではないので、合格基準が厳しい!ということはありません。基本的には養成講座をしっかり受講して学んでいけば合格できます。
書類の手続きもしっかりサポートしてもらえるので、心配しなくて大丈夫ですよ。
いずれにしても、まずは「どこの講座を受講するか」考える必要があります。
指導者養成コースはどこで受けられる?
(1) 英会話教室
(2) 通信講座
基本的には、このどちらかの方法で養成コースを受講することになります。それぞれの特徴を簡単に紹介しますね♪
英会話教室の養成講座
全国展開している英会話のイーオンなど、各教室で養成コースを受けられます。
・同じ目標を持った仲間に出会える
・疑問点をすぐに解消できる
・決まった時間に通う必要がある
・通信講座と比べて授業料が高い
・スケジュール変更できない/追加料金がかかる可能性がある
私自身、教室での講座に興味があったので、実際にイーオンの教室に話を聞きに行きました。
基本的には、1年かけて授業で英会話スキルを養いながら、平行して小学校英語指導者資格の教材学習も進めていくそうです。
イーオンでの受講の場合、受講時点での英語力によって受けられる授業もかわります。
大体相場は20万~40万程度。
今回は育休中に取得することになったので、教室受講は断念しました。教室ならではのよさもあると思うので、気になる人はぜひ足を運んでみてください。
イーオンの教室に相談に行くと、詳細な見積をだしてもらえます。
イーオン以外の登録団体はJ-shineのサイトから地域ごとに確認できます!
公式 ▶ 英会話教室 AEON
通信教育の養成講座
通信教育でも、同様の養成講座を受けられます。
・受講料が安い
・自分のペースで勉強がすすめられる
・教材が全て手元に残るので振り返りしやすい
・計画的に取り組まないと挫折してしまう
お仕事が忙しい人、子育て中など、まとまった時間が取れない人には通信教育がおすすめ。私は自宅で勉強したかったので通信講座を使うことにしました。
有名なのが「Teyl Japan」と「アルク」です。
Teyl Japanの通信講座
・受講期間は最短1ヶ月~
・受講料は86,000円
・英語力を向上させるための授業はない
Teyl-JAPANにはオンラインのみで完結する「児童英語教師養成講座」があります。
教育理論や指導テクニックがメイン。そのため英語力アップのための授業はありません。
オンラインで完結するので、CDやDVDはもちろん、教材や紙の資料もなし。
効率的に資格取得ができるので、すでに英語での指導ができる方や実務経験がある方に向いています。
アルクの通信講座
・受講期間は6ヶ月~1年
・児童英語教師に必要な英語力も身につく
・副教材(フラッシュカード・絵本)が豊富
アルクの通信講座も人気です。
こちらは、自宅でDVDやCD視聴をしながら学習をすすめていきます。
必要な理論を学びながら、児童英語教室ならではの英語表現も一緒に学んでいくので、1から資格取得にチャレンジしたい!という方におすすめ。
子どもむけの絵本やフラッシュカードなどの付属教材も豊富にあります。
実際に活用している教室映像を見ることもできるので、イメージを膨らませながら進めることが可能です。
期間は標準で6か月の設定。しかし、「間に合わない!」という場合は1度だけ延長することが可能です(無料)
公式サイト ▶ アルクの 「小学校英語指導者資格認定講座」
私はアルクの通信講座を選んだ
私はアルクの通信講座で資格取得を目指すことにしました。
アルクの通信講座を選んだ理由は
・英語力を鍛えながら必要知識がバランスよく学べる
・副教材などが豊富
・テキストが細かく分かれていてわかりやすい
と感じたから。
結果的に、これまで指導経験がなくじっくり勉強したかった私にはアルクの通信講座がぴったりでした!
ここからは、受けてみて感じるメリットや実際にかかった費用など、お伝えしていきます。
公式HP ▶ アルクの児童英語講師養成コース
アルクの小学校英語指導者資格認定講座のよかった点
実際に受けてみてよかった点は大きく4つ。
・児童英語ならではの英語が身につく
・フォニックスが学べる
・副教材・教室映像が充実している
・レッスンの構成力がつく
① 児童英語ならではの英語表現が身につく
アルクの通信講座では、子どもたちに対する効果的な呼びかけや授業展開に使える英語表現をたくさん学べます。
今まで英語を勉強したつもりでも、子どもに寄り添った英語での声かけって結構難しいな、と思いました。すごく勉強になった…!
もちろん英語を教える上で必須の文法知識などを徹底的に勉強できます。
うやむやになりやすいポイントを抑えていて、とても勉強になりました。
(助動詞、難しいですよね…)
② 英語の先生として恥ずかしくない発音に!
CDと合わせて音を確認できるので、何度も繰り返し、正しい発音を練習できるのがよかったです!
今までなんとなく英語が上手な人の発音を真似していた私。
「このアルファベットの音はこう」とか「こうなったときに音が落ちる」とか、とても説明できませんでした。
しっかりと規則を知ることで子どもたちに教えられる土壌ができたなと感じます。また、私自身の発音矯正にかなり役立ちました!
実際、この講座でフォニックスを学んだあとに受けた英会話レッスンで先生から「RとLの発音が自然!どこの国で勉強したの?」と褒めてもらえたんです。(留学経験はありません)
耳のいい子どもたちに教える先生として恥ずかしくない発音に近づけます…!
③ 副教材・教室映像が充実!
アルクの通信講座がよさそうだと思った理由のひとつが副教材。
これは副教材のひとつ、英語の絵本。


実際にこれを使ってどう授業を展開するの?というヒントがテキストの中に書かれているので、とても参考になりました。
娘と一緒におうちで読んでます♪
サンプル教材や食べ物の絵カードなど、他にもたくさん。
こういう副教材がたくさんあることで、「あぁ、こうやって使うんだな」とイメージが膨らみますよね。
④ 実際にレッスンを考えるプロセスが学べる!
通信講座を修了するためには実際のレッスンを想定した「レッスンプラン」の提出をする必要があります。
「レッスンプラン」は1回のレッスンの流れを記載した授業案(指導案)です。当然英語で作ります。
「げっ!」と思うかもしれませんが、"レッスンプラン作成ガイド"という教材があるので、参考にしながら作れば誰でも作れるようになっています。
▼私が作ったレッスンプラン
実際に英語の授業を組み立ててみる経験は絶対必要だなと感じました。フィードバック(添削)がもらえるので、さらに学びを得ることができます。
アルクの小学校英語指導者資格認定講座の流れ
(1) 通信講座 受講(確認テストやレッスンプランの提出)
(2)「資格取得研修講座」or「DVD講座」を受講
(3) 必要書類をJ-shineに送付
(4) J-shineから資格証明書を受領
アルクの通信講座の受講が修了したら、続けて「資格取得研修講座」を受講する必要があります。
資格取得研修講座は、年に数回全国で行われています。
アルクに限らず、イーオンなどの英会話教室で受講した場合もおなじ講座を受けなければなりません。
土日を利用してまる2日参加ってちょっと大変ですよね。
参加できないという人はDVD講座で代用することもできます。
(※DVD講座はアルク独自のものなので、他の教室や通信講座で受講した場合は「資格取得研修講座」が必須)
私は育児中で家をあけられなかったこともあり、DVD講座を受講しました。
資格取得研修講座を受けたら、J-SHINEに認定してもらうため書類を準備します。
書類の書き方や申請方法は、「資格申請ガイド」を見れば簡単です!
資格をとるまでにかかった費用
最終的にいくらかかったのか気になりますよね…!
アルクでの受講、合計で14万円かかりました。
・通信講座 84,200円(税抜)
・資格取得研修講座(DVD講座)47,000円(税抜)
決して安くないです。払ったからにはぜひ頑張って取得しましょう...!!
ちなみに資格取得したのちにも、4年ごとに更新手数料(5,000円)がかかります。
資格をとるまでにかかった期間
私の場合は、申し込みから資格取得までおよそ1年でした!
アルクのコースの期間は標準で6か月の設定。
産前産後2~3か月はほぼ手付かずだったので、かなり時間がかかってしまいました^^;
・テキストの内容(児童心理など)や、英語力の確認テスト(6回)
・実際の授業展開を落とし込んだレッスンプラン(2回分)
が主なタスクです。
ちなみにアルクの養成コースは期間6か月設定ですが、1度だけ延長が可能です。
延長することを前提にすると最大1年の余裕が持てます。
ただ、レッスンプランは提出から採点までに時間がかかる&レッスンプランが合格基準に達しないと再提出になってしまうので、そのあたりを鑑みて余裕を持って進めたほうが安心です!(私はぎりぎりになってしまいましたが^^;)
おわりに
今回は「小学校英語指導者資格」取得について紹介しました♪
英語教育、とくに幼児教育に関心のある方は、レッスンプランの作成プロセスなど、普段の英語学習とは違った形で学べるので、楽しみながら資格取得を目指せると思います♪
公式HP ▶ アルクの児童英語講師養成コース
私は英語の先生をしているわけではありませんが、おうちでの子どもへの語りかけに役立っていますし、自分の英語知識を整理するとてもいい機会になりました。
いつか英語の先生になりたいな…と夢見てます♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。