アルクの通信講座を受講し、無事、小学校英語指導者資格(j-shineの認定資格)を取得しました。
通信講座合格までには、
・6回の確認テスト
・実際のレッスンを想定したレッスンプランの提出
をクリアする必要があります。
6回の確認テストは、テキストで学んだ内容(児童英語に関する知識や英語の基礎知識を問うもの)の復習がメインです。テストコ、というアルクの専用ページから受講ができます。
もう1つのレッスンプラン、実務経験がなかった私は、結構悩みながら作りました。
今回は「レッスンプラン」作成について、私が作成した際のポイントや考えなどをお伝えしたいと思います。
これから通信講座受講を考えている方、レッスンプラン作成にお悩みの方、よければ参考にしてみてくださいね!
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- アルクの通信講座の課題「レッスンプラン」とはどんなもの?
- レッスンプランの採点・合格基準は?
- 「レッスンプラン」の作り方
- レッスンプラン作成にかかる時間は?
- わたしが作ったレッスンプラン!概要と成績
- おわりに
アルクの通信講座の課題「レッスンプラン」とはどんなもの?
「レッスンプラン」は1回のレッスンの流れを記載した授業案(指導案)です。
授業をする前の段階で、生徒の年齢や特性を考慮し、レッスンの内容とねらいを決めることになります。そのねらいを達成するために、何を行うか?を細かく落とし込んだものがレッスンプランになります。
アルクの通信講座では、
・幼児(5,6歳向け)
・小学校高学年(10,11歳向け)
の2つのレッスンプランを作成します。
いずれも、テーマはいくつかの候補から自分で選ぶことができます。
幼児向けは「衣服」「遊び道具」「動作」「身体の部分」「家の中にあるもの」
高学年向けは「道案内」「反対語」「毎日すること」「位置を表す前置詞」「職業」
から選びます。
記載内容はさまざまですが、大きく
・所要時間
・活動内容(教師が話す内容)
・試用する教材や教具
などが一般的です。
提出用のフォーマット(紙)があるので、そこに記載していく形です。
手書きでもタイピングしたものでも良いようですが、私は字を書くのが好きなことと、イラストを添えたかったので手書きにしました。
幼児向け・小学生向けいずれもA3の用紙に両面2.5~3枚程度になりました。
レッスンプランの採点・合格基準は?
レッスンプラン作成後は、アルクへ郵送します。添削されたものが約1~1ヶ月半ほどで返送されます。この結果はウェブ上でも確認することができます。
評価は10段階
A+, A , A-, B+, B, B-,C+, C, C-, D
とあり、「B-」以上が合格です。不合格になった場合は再提出することになります。
「レッスンプラン」の作り方
「レッスンプランなんて難しそう…」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。私自身も、これまで考えたことがなかったのですごく不安に思っていました。
通信講座の教材に「レッスンプラン作成ガイド」というものがあり、レッスンプランを作成するときの注意点や流れ、ポイントなど細かくアドバイスが書かれています。
初めての方もこれを読みながら作ればクリアできますので安心してくださいね♪
レッスンの一般的な流れはさまざまですが、大体40~60分一回のレッスンだと下記のような流れになることが多いようです。
(1)はじめのあいさつ
(2)ウォーミングアップ/前回の復習
(3)テーマに沿った覚えたい単語や表現の導入
(4)繰り返し練習(ゲームやロールプレイなど)
(5)応用的な活動(ゲームやロールプレイなど)
(6)クールダウン(絵本など)
(7)おわりのあいさつ
フラッシュカード・歌・絵本・チャンツやゲームなど、さまざまなアクティビティを取り入れて楽しいレッスンを作っていきます。
レッスンプラン作成にかかる時間は?
「レッスンプラン」作成自体は、1回のレッスンの組み立て方やアクティビティーの例など、たくさんのヒントが与えられるので、初めての方でも心配する必要はありません。
ただ、やはり構成に時間がかかるので、時間に余裕があったほうが良いのは間違いないです。私の場合は2つのレッスンプランを大体1ヶ月かけて作成しました。
特に私は、「子どもを相手に何かする」という経験がなかったため、
まずは
・対象の年齢の子どもたちがどのようなことに興味を持っているのか
・どのくらいの言葉(大人の指示)を理解して取り組めるのか
というところを考えるところから始めました。
個人差はあると思いますが、構成を練る時間がかかること、また万一不合格だった場合再提出が必要なので、なるべく余裕を持って取り組むことをおすすめします。
わたしが作ったレッスンプラン!概要と成績
悩みながら、時間をかけて作ったレッスンプラン。
ありがたいことに2つとも「A+」でした。自分の考えているカタチ、間違っていないのかなとほっと一安心。
幼児向けは「身体の部分」、
高学年向けは「毎日すること」を選んでプランを作りました。
幼児向けのレッスンプランで注意したことで、評価につながったと感じていることは大きく次の3つです。
・飽きないようにテンポよくさまざまなアクティビティーを取り入れる
・とにかく楽しめるようにゲームの要素を多く取り入れる
・全員が参加できる工夫をする
私が選んだテーマは「身体の部位」だったので、ホワイトボードを使った福笑いのようなゲームを取り入れたり、先生と一緒に実際に身体を動かしながら遊んだり、と楽しく学べるように工夫をしました。
また、各活動において「生徒全員が参加できる」ように心がけました。たとえばカードを取るゲームだったら、全員がとれるようにカードの枚数を多めにしたり、できた子は応援にまわったり、とその程度ですが、子どもたちが楽しめるためには必要な配慮だと感じています。
一方高学年向けでは
・何度も繰り返し練習し、たくさん発話できる構成にする
・カードゲームなど、楽しめる要素を取り入れる
・おいてけぼりの生徒がでないよう、都度理解度を確認する問いかけをする
ということを意識して作りました。
高学年になってくると、英語に対する理解度に大きく差がでてくる時期です。わからない生徒を取り残して次々とアクティビティに進むよりは、全員が理解できて進むことを重視して、何度も練習して確認、できたら次、という構成にしていきました。
また、飽きがこないよう、ウォーミングアップでは英語でじゃんけんをしたり、発話練習の間にかるたのようなカードゲームを取り入れたり、と幼稚すぎない遊びの要素を加えるようにしました。
レッスンプランの考え方、作り方は本当にさまざまだと思いますが、私の場合はこうだったよ、ということで紹介させていただきました。何か参考になるところがあれば幸いです♪
おわりに
小学校英語指導者資格(J-shine認定資格)のレッスンププランについて記載しました。実際に作成してみて、難しいな…と悩むことはあったのですが、子どもたちに教えることを想定しながら授業案を作るのはとても楽しいなと思いました!
他の方のお話を聞いても、基本的な流れを抑えて作ったレッスンプランであればそれなりの評価はもらえるのかな、と思っています。じっくり時間をとってぜひ楽しみながら作ってみてくださいね♪
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