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何かしたいけど踏み出せないあなたに特に読んでほしい、世界をトランポリンで笑顔にする活動『FLY HIGH』のお話。

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先日、SNS(twitter)上のご縁でこんな本と出会いました。

 

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とても心に響く素敵な本だったので、今回はこの本『FLY HIGH』について紹介したいと思います。 

  •  旅好き
  •  子ども好き
  •  国際協力やボランティアに関心がある
  •  何かに挑戦したい
  •  なんだかモヤモヤしている
  •  笑顔になりたい

 そんな方には特にオススメしたい1冊です。 

 

石原舞さんと"FLY HIGH"の活動について

書籍『FLY HIGH』の著者は、石原舞(いしはら まい)さんという女性の方です。

どんな方でどのような活動をしている方なのでしょうか?

子どもが好きだという理由で明星大学教育学部に入学し小学校教員を目指すが、勉強以外のことを教えたいという理由で器械体操のインストラクターに。トランポリンで生まれる子どもの笑顔に自身が救われた経験からトランポリンで「世界中の笑顔をつなげたい」と決意。2014年夏チームFLY HIGHを結成。お金もツテもなく、語学能力もない。肝心のトランポリン経験も2年しかないまま45kgの大型トランポリンとバックパックを担いで13か国の旅に出る。(『FLY HIGH』著者プロフィールより)

とてもひたむきに自分の想いを実現させていくアグレッシブさが見て取れますね。

石原さんは現地の子どもたちにトランポリンで遊んでもらおう!と、重たいトランポリンを担いで世界をかけまわっています。

トランポリンをもって世界の子どもたちに笑顔の花を咲かせるこの活動、カンボジアを周っている最中に出会った方から「トランポリンで跳びながら、笑顔の種を空に向かって飛ばしているようだね」と言われたことから"FLY HIGH"と名付けられたそうです。

"FLY HIGH"という国際協力のカタチ

私、国際協力ってすごく難しいと思っています。

インフラが整っていて、モノがあふれた生活をしている私たち先進国の人間には、"国際協力"=他国の人々に何かを"してあげよう"という目線で語られがち

自分たちと生活環境の違う人たちを「かわいそう」と決めつけること、上から目線でおしつけになりかねない支援やボランティアをすること、傲慢なカタチの国際協力を世界は望んでいるのかなぁと悶々と考えることがありました。

 

石原さんの"FLY HIGH"の活動は、石原さん自身が大好きな「世界の子どもたちを笑顔にする」ことそのものです。

この活動の原点は、石原さん自身がかつて苦しんでいたときに身の回りの子どもたちの「笑顔」に救われた経験

だからこそ、より多くの子どもたちの笑顔にし、その周りの人へ笑顔と幸せの連鎖を広げたいとこの活動がはじまっています。

石原さんがトランポリンを担いでカンボジアに旅したときのエピソードの中にこんな文言がありました。

「名前」その子にしかないもの。その子だけにむけたストレートな愛情が伝わる瞬間。

初日で覚えた数少ない単語も大事だったけど知識よりも大事だったのは、ただ目の前の、たった一人のその子の名前を愛情をこめて呼ぶこと。それだけで十分だった。(本文より引用)

石原さんの強い気持ちがダイレクトに伝わってきますよね。

旅中では、一瞬一瞬の笑顔を生むにとどまり、出会う子どもたちの現状が変わるわけではない活動のカタチに、これでいいのかと悩む心情も綴られてました。

それでもやっぱり目の前にいる子どもの「名前」を呼ぶこと、ひとりひとりと全力で向き合うこと、愛を注ぐこと、とても大切にされて活動を継続されています。 

この活動の根源は異国への同情でも慈悲でもなく、子どもたちへの感謝と愛。石原さんだからこそなせるとても素敵な国際協力のカタチだなぁと思います。

 

プロジェクトに巻き込んだ人たちへ全力でgiveする姿勢がスゴい。

本の中で語られる想いや旅中のエピソードはもちろんとても素敵なのですが、実際に旅を実現させるまでのプロセスがとても思考に富んでいて衝撃的でした。

ざっくり言うと、「旅資金が必要なので1万円ください!そのかわり、私たちにできることはなんでもします」というもの。

自分たちの意志を実現するために必要な1万円の「仕事」と捉え、資金を出してくださった方には精いっぱいのお返しをしようというのです。

Takeする(受け取る)以上に、自分たちがGiveする(与える)ことに妥協がありません。

資金調達のために始めたはずなのに、気が付いたらお金じゃなくてプレゼントのことばかり考えていた。自分たちにできるプレゼントを全力で青いかけて走った。

気がつくと自分たちに、少しずつお金がついてきてくれるようになっていた。(本文より引用) 

 

自分が何かしようと思うとき、お願いしますと頭を下げるだけではなくて、たくさんの人を巻き込み、その人たちにできる120%のGiveをする。そんな姿勢が人の心を動かし、見事に旅資金を集めることに繋がっています。

こういう姿勢は私たちが生活する中でも、当てはまる部分があるような気がします。

自分が何かを享受するとき、人に助けてもらうとき、等身大の自分で相手に何ができるか。考えて行動に移すようにしたいと思いました。

 

子どもたちが「笑顔」になる瞬間、幸せの連鎖がつながる瞬間が詰まってる。

とにかくこの本には、トランポリンを通して子どもたちが笑顔になった素敵な瞬間がたくさん詰まっています

もちろん楽しい描写ばかりでなく、子どもたちの様子に衝撃を受けたり苦悩する場面も描かれているのですが、だからこそ子どもたちの笑顔がよりビビッドに感じられます。

子どもたちがイキイキと"Fly high"する写真もたくさん載っているので(表紙しかり)ぜひご覧ください。

Special thanks... 本を紹介してくれた「カワジュン」さん

今回、この本を読むきっかけを与えてくださったのはカワジュン(@kawayoshijun)さん。Twitter上の企画で本をプレゼントしていただきました。とても素敵な本を読む機会をいただいたこと、改めて感謝いたします。ありがとうございます!

▼カワジュンさんがFLY HIGHについて書いた記事はこちら▼

www.kawayoshijun.com

この記事にもあるように、カワジュンさんは石原さんの講演会に参加されたことをきっかけに、この『FLY HIGH』を読まれたとのこと。

そしてなんと2018年7月からからギリシャ・アフリカへの旅に同行される決意をされたそうなんです。素晴らしいですね。旅レポ、今からとても楽しみ…!

まとめ

今回はトランポリンで子どもたちの笑顔をつなぐ『FLY HIGH』の活動を紹介させていただきました。

読む人によって感じ方はさまざまだと思います。だけど、きっと何かを感じさせてくれる、背中を押してくれる、そんな本です。

興味のある方はぜひ、お手に取ってみてくださいね。